コンクの村
コンクの村

「フランスの最も美しい村」に登録されている村を訪れるのが昔からの楽しみのひとつ。
その中でも、ミディピレネー地方のアヴェロン県にある世界遺産の村コンク(Conques)は、家からの距離も割合に近く、かねてより行きたいと思っていながらなかなか訪れる機会がなかったのですが、この度やっと行ってきました。
この村も、サン・ギレム・ル・デゼールと同じく、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(仏語:サン・ジャック・ド・コンポステル)への巡礼路にあります。コンクはもう少し有名かもしれません。ウェブサイトにも日本語があるので、詳しい解説はそちらにお任せ。。。
我が家から200km北に上った山あいにあり、私たちが訪れた10月22日は既に秋も深まって寒く、日中でもマフラーとコートをしっかり着込んでの散策でした。

フランスの地方はそれぞれに個性豊かで、建築様式や建物の色合い、木々や山の色、ひいては人々の雰囲気なども違うので、それぞれの場所を訪れるのがとても新鮮で興味深い。ミディピレネー地方は、私達の住むラングドック・ルシヨンと統合してオクシタニ地方となったお隣さんですが、明らかな景色の違いでやはり違う地方に来たことを実感します。

ミヨー橋
ミヨー橋を渡る

世界一高いというミヨーの橋を渡り、ひたすら車を走らせ、高速道路を降りてコンクまで1時間ほど行く途中、車道の両脇にはあちこちで牛が草を食むのどかな牧場の景色が広がっています。また、通り過ぎる町の家や教会などの建物は、赤茶色のレンガに独特な形のグレーの屋根で、壁には真っ赤に紅葉した蔦がからまった家も多く、いつもいる南仏が朗らかで豪快な雰囲気なのに対し、なんだか繊細でとても詩的な美しい地域でした。訪れるのは初めてだったのですが、もしかして秋が一番美しいのではないかと思うくらい、秋が似合う場所。

コンクへ向かう道
コンクへ向かう道
後部座席のワンコ
後部座席のワンコ

ところで、我が家の犬は旅行の時、こんな感じで車の後部座席の”自室”にこもります。ナーバスな娘なのでこの方が落ち着けるよう。
予算と用途とツボに合うものを見つけるのが意外と難しいワンコのキャリーですが、このドライブ用のソフトケージは、ドイツのTrixieというメーカーのもので、丈夫でよく出来ており、サイズも色々あって我が娘にぴったりのが見つかったので、満足な買い物でした。本来はハッチバックの荷台に置くことを想定して作られているようですが、私が買ったSサイズは後部座席にも乗りました(奥行きがいっぱいいっぱいですが)。フランスのアマゾンで、セールで50ユーロほどでしたが、日本のアマゾンでは在庫切れの模様。。

コンクの村の入り口
コンクの村の入り口

さて、ワンコと共にコンクに到着し、駐車場に車を止めて少し坂を登ると、木々に囲まれたコンクの村が見えてきました。この時点で既に美しくて感無量です。
坂道を登って村に入ると、両脇にはレストランが何軒か並んでおり、ちょうどお昼時だったので、また今回も到着するなりランチをとることにしました。私達が入ったのは、村の中心のサン・フォア修道院と教会に面したレストランで、ワンコと共にテラス席に。値段は良心的で、ボリュームはまたしても大サービス。皆さんこんなに食べて人間ってすごいなとしみじみしながら、外食するたびに出会うこの状況に、いつもながら気合いを入れなければいけないのでした。フランス人の夫でさえなんとか完食できた程で、私はとても全部は食べきれず、ゴメンナサイ。

サン・フォア修道院のタンパン
サン・フォア修道院のタンパン

このサン・フォア修道院と教会、その隣にある宝物館がこの村の大きな見どころでもあるので、ランチの後そのまま教会に。尚、ワンコは教会の中に入れないので夫と交代で外で待ちながらの見学です。
教会正面の扉上部にあるタンパン(Tympan)という装飾がとても精密で、”最後の審判”の様子が描かれており、夫を待っている間にじっと見て、それぞれの部分が何を表しているのか想像していたのですが、後に訪れた宝物館(Le Trésor)の入り口のお兄さんが、なんとこのタンパンの日本語の解説が書いてあるプリントをくれ、意外なところで和むことに。尚、宝物殿のガイドに日本語はありませんでした。

タンパンの解説
タンパンの解説

9世紀に建てられたという教会の内部は、簡素ながらも随所の装飾のモチーフがとても意味ありげで興味深く、深く知るにはガイドが必要だと思います。私はこういうのとても萌えるタチなので解説本を買いましたが、まだ全然読み終わっていないので、説明できません。。

教会内部
円いアーチが印象的な教会内部
教会の丸天井
丸天井と装飾

次に教会を出て隣の宝物館(Le trésor)へ。ここが小さいながらまた素晴らしく、フランス最高峰とも言われる貴重な宝物が収められています。全てがカトリックの聖遺物。聖フォアの体の一部が収められているという色とりどりの宝石で飾られた金の彫刻をはじめ、中世の修道士達によって集められたという、イエスキリストや聖人の遺品や体の一部とされるものが収められていたり、その聖遺物を収めるためにシャルルマーニュ大帝の時代に使われた聖なる入れ物だったりと、物質的にも歴史的にも宗教的にもとんでもなく貴重なものばかり。やはり夫と交代で入ったのですが、私が入った時は他に人おらず私一人で一室にある聖遺物を独占状態。しっかりと目に焼き付けましたが撮影は禁止。

タピスリー
教会内部に飾られているタピスリー

宝物館を出てから修道院の全体をぐるっと回ってその建築の美しさに見とれた後は、村全体を歩いてみることに。尚、観光案内所は、修道院を出てさらに少し坂を登ったところにありました。

宝物館のガイド
宝物館のガイド

他の”フランスの最も美しい村”同様、村自体は本当に小さいので、すぐに一周できてしまいます。有名な観光地ですが、この日は平日だったせいか(といってもフランスの学校は秋のバカンスシーズう中)、人も少なくて、のんびりと散策することができ、おとぎ話の中に入り込んだような世界でした。

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