Cordes sur Cielのホームページより

2週間程前、またまたミディピレネー地方にある”フランスの最も美しい村”のひとつ、コルド・シュル・シエルに行ってきました。
フランス語で「空の上のコルド」という名前の通り、ひたすら小高い丘を登ります。「天空の城ラピュタ」のモデルになったとかならないとか。実際のところはどうなんだろうか。
麓付近が朝靄で覆われると、村が雲の上に浮いているように見えるそうですが、私達はそんなに早起きが出来るわけもなく、ちんたらお昼頃到着したので、残念ながら幻想的な風景の写真は無し。

中世キリスト教の異端とされたアルビジョワ派を討伐するために結成されたアルビジョワ十字軍の時代、時のトゥールーズ伯レイモン7世が1222年に築いた都市で、織物や革産業で繁栄し、1280年から1350年頃には最盛期を迎えて、貴族達は豪華なゴシック様式のファサードのある邸を築き、5,500人の人口を抱える強靭な要塞都市となります。img_6125
しかし、16世紀の宗教戦争や、17世紀に築かれたミディ運河による市場流通の混乱などによって、次第に衰退していきますが、中世の建造物は保護され、当時のまま殆ど無傷で残されている邸のファサードや門なども、今日まで遺産として残されています。

美術館
村の中心にある近・現代美術館

宮崎駿でなくともインスピレーションを感じられる村には、アーティストや職人さんたちのアトリエがたくさん並んでおり、覗きながらゆっくり登るのにはちょうどいい感じですが、村の規模は比較的大きく、かなり急な坂を登っていかなければならないので、お年寄りや足腰の弱い方には無理かもしれません。

手作りの雑貨が並ぶ
手作りのかわいい雑貨が並ぶアトリエ

ザ・観光名所というような大きなモニュメントや派手さはないけれども、村全体がどこを切り取っても絵になり、右も左も歴史的な建造物ばかりなので、中世の世界にどっぷり浸ることができます。

観光案内所の内部
観光案内所の内部

村の中心部にある観光案内所の建物は、これも13世紀頃のものでとても貴重な建物に違いないのに、今もしっかりと使われているところがすごい。

美術館やレストラン、お店が立ち並ぶ村の中心部は賑わっていましたが、中心部を通りすぎて少し外れた道に入ると、しんと静まりかえって、石造りの古い建物に蔦が絡まり、落ち葉が風に流されていく中を歩いていると、時間が止まっている世界に急に迷い込んだような雰囲気です。
村の外れから道なりに下っていくと来た道にふと戻れて、また人も増えてくるのですが、なんだか異空間から元の世界に戻ってきたような気持ちになりました。

img_6152そして、やっぱり秋が一番美しいのではないかと思うミディピレネー地方。今度は春夏にも来て、比べてみたいです。

 

 

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“天空の村コルド・シュル・シエル” への2件のコメント

  1. はじめまして。
    ブログランキングから参りました。

    フランスは本当に美しい街が多くて、写真だけで癒されました。
    南フランスに行く際は、ぜひ行ってみたいと思いました。

    またお邪魔させていただきますね。

    1. ちしゃねこさん。メッセージありがとうございます。
      美しいところ多いですよね。パリや有名な観光地ももちろん良いですが、田舎の小さな美しい村を巡ることは、とても心に残る旅になると思います。
      写真をもっと上手に撮れるように頑張りますね(^^;)
      これからもよろしくお願いいたします。

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