5月に移民局(OFII)で滞在許可証をもらった時、二日間の市民講座を受けるように指示がありました。これはフランス人の配偶者のビザで移住してきた場合は義務だそうです。それぞれの内容は、

  1. フランスの市民として憲法や歴史などを知る
    (Convocation à la formation civique)
  2. フランスにおける日常生活の諸々及び、仕事に就くための手引き
    (Convocation au module d’approfondissement “Vivre et accéder à l’emploi en France” 1ère convocation)

で、一ヶ月後の6月末、またまたモンペリエのOFIIと同じ建物内にある会場で受講してきました。
集合は朝9時。朝、夫に最寄りのSNCFの駅ベジエまで送ってもらって7時20分の電車に乗り、40分程TERに揺られてプチ旅行気分でモンペリエに到着。

モンペリエのトラム
モンペリエのトラム

建物に入ると会議室のような部屋に案内され、開始を待ちました。もちろん9時を過ぎても始まらない。日本と違って、時間通りに始まらないのはお約束なので、、、特にイライラすることもないけれど、始まらない理由が、”まだ何人か来ない人がいるので待ってあげる”だったりする。最近受けたフランス語の試験の時もそうでした。私達が不慣れな外国人だから甘いのか。。。

そして9時20分頃、全部で20人位が集まり、ようやく始まりました。
まずは、それぞれ簡単に名前と出身国程度の自己紹介から。全くフランス語ができない人は今回はいなかったけれど、英語とスペイン語の通訳の人が同席していました。もし通訳が必要だったら付けられるとは事前に聞いていたけれど、日本語は需要がないので通訳はいないとのこと。パリやマルセイユあたりだったら可能なのかもしれません。全くフランス語も英語もわからない場合はどうするんだろう。。
私のクラスの人達は、モロッコ、アルジェリア、セネガル、カナダ、ドミニカ、チリ、など、、アラブ、南米、アフリカ系が9割で、フランス語が公用語の一つになっている国の人が多かったので、みんな苦労はしていない様子。私が一番訳わかっていなかった。。

ちなみに、後日通った語学学校の生徒達の国籍は、イギリス、イタリア、スペイン、ポーランド、トルコ、アルメニア、アルジェリア、セネガル、モロッコ、中国、タイ、、、などなど。日本で生活していたら知り合えないような国の人達と交流できるのが、この国に来て良かったと思うことのひとつです。少し会話ができただけでも、視野が広がって自分の糧になっていることを感じるので、改めて、若者よ、世界にどんどん出ていくべき!と強く思いました。

また、異国フランスで頑張っているという同じ環境の外国人同士、自然と仲間意識が生まれてきて、多少言葉が通じなくても、すぐに気持ちが近づけるのがとても心地良いです。まぁ全然分かり合えない人もいるけど・・・その場合は文化が違いすぎるんだね残念!と割り切るのみ。

講座1日目の内容は、フランスの憲法と歴史を通して、ここはどういう国で、私達はどういう権利と義務を持っているのか、という話。
自由、平等、博愛、非宗教の国であって、男女平等、政教分離なんだよー、外国人もフランス人と同じ権利を持てるよー(選挙権以外は)、というような話の中で、”妻は夫の許可なく仕事につける”とか、”女性は自由に配偶者を選べる”というような話は、日本人の私にとっては当たり前だと思うことだったけれど、これらが当たり前ではない国から来ている人がいる場合もあるのかもしれない、と思うと少し考えさせられました。
次に歴史の話、フランク王国、十字軍、フランソワ1世、ルイ14世、フランス革命、ナポレオン、、などなど、年表を見ながらざっくりとした説明。

モンペリエの凱旋門
モンペリエの凱旋門

お昼ご飯を挟んで、全部で14時頃迄。
最後に用紙が配られ、書かれている問題を見て、みんなで一緒に答えるという簡単な確認テストがあって終了。
全体を通して、単語が難しくて電子辞書を引きながら、それも付いていけない部分もたくさんあったけれど、歴史の部分は興味深かった!
「明日の講座は、実際の生活に重要な部分なので、もっと有用で楽しいはずだから頑張ってね!」と講師の励ましを受けて解散となりました。

尚、お昼ご飯は、近くのショッピングセンター、POLYGONに入っているカフェテリアのクーポン券が配られ、講師と通訳の女性が、そこまで希望者全員を案内してくれました。注文方法はわかるかなど、きめ細かく全員をフォローしてくれ、本当にありがたかったです。フランスの移民局って、どこでもこんなに親切なんだろうか?それとも南仏だから??

講師と通訳の女性も含めて何人かと同じテーブルでご飯を食べている時、お互いに、職業は何か、結婚しているか、子供はいるのか、などの話題に。
その中のカナダ人の男性が、「僕、カナダで結婚して、今は夫とSète(海の近くの地名)に新居を探しているところ〜。」と。すると講師の女性が、さらっと「モンペリエは、フランスで最初に同性結婚が認められた都市なのよ。」というので、全員ほぉ〜となって、その後話は「Sète綺麗な町だよねー」「私Sèteに住んでる!」などとなっていきました。
その後、カナダ人の男性が先に席を立って行った後、残った講師の女性やそのほかの人達で「”夫”って言うから、一瞬あれ?って思ったけど、あの人ゲイだったんだねー。」「すごく感じの良い人。でもやっぱりちょっと女性っぽいかも・・・」的な話になったので、同性婚やゲイの人達が、日本よりずっと広く受け入れられているのかと思っていたら(実際、かなり受け入れられていると思うけれど)、意外とまだこういう会話にはなるんだなーと思ったのでした。

Seteの海
Sète(セート)の海

今回は写真があまり無いので、Sèteの海。しかし生憎曇りの日の写真しか無くて残念。本当はもっとずっと綺麗で、私も大好きなところなので、写真を撮り直しに行ってから、また別途詳しく書きたいと思います!

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