「免許証の発行準備ができました」というメールが来てからきっちり10日営業日を過ぎた後、モンペリエの県庁から郵便で「免許証が発行されたので取りに来てください」という召喚状が届いたので、しみじみしながら、夫が休みの月曜日、車を飛ばしてモンペリエまで行きました。

召喚状には8時半から11時半の間に来てくださいと書いてあり、丁寧に蛍光ペンで線も引いてありました。家を9時半頃に出て、駐車場を探したりして多少時間がかかって県庁に到着したのが11時。免許証の窓口には長い列ができていました。窓口の人も待っている側も、急いだりしないフランス人、列が進むのはノロノロ。

prefecture_herault
モンペリエにある県庁

フランスの行政機関(といっても私の住んでいるHérault県しか知らないけれど)の窓口はどこに行っても窓口の人員が少なく、それに対していつも長い列ができています。なんだかどこも明らかに人材不足。それなのに失業率が高い。市民みんなが不満。もう少し雇用すればいいのにと思うのですが・・・。

さて、長い列に並ぶこと30分、受け付けられたのは11時28分。

窓口のお姉さん:「遅いです。もう締め切りました。」
ギリギリ11時28分じゃないかー、と抗議しかけると、「10時迄に来てもらわないと。」の一言。一瞬無言になる私達。
私達:「はぁ?11時半迄って書いてあるでしょ。10時なんてどこにも書いていない。」
窓口:「確かに書いていないけどね、そういう決まりなのですよ。」
私達:「書いていなければわからないし、私達ここから80km離れたところに住んでいて交通費かけて来てるんです。そう簡単にまた明日来るとか出来ないんですよ。今日どうしても受け付けられないなら、支庁に送ってもらうとか、なんとかならないの?」とゴネる。
窓口:「支庁に送ることはできません。ちょっと待ってください。」と窓口のお姉さんは誰かに電話をして私達のことを伝え、電話を切り、
「わかりました。特別に今日発行するので、隣で待っていてください。今担当者が降りて来ますから。」
私達:「ありがとうございます。ああよかった。」

ユルい仕事っぷりが良いのか悪いのかフランス、ゴネてなんとかなる場面もあります。しかしこれも担当者によって。

それで、窓口の隣で待ちました。夫がここで待てばいいんですね?とお姉さんに念押し確認した場所で。
が、待てど暮らせど、誰も来ません。時計の針は12時を過ぎ、そろそろお昼休みで県庁は閉まる時間です。たくさんいた人影もまばらになり、ついに並ぶ人は誰もいなくなりました・・・。

さっき受け付けてくれたお姉さんが私達を見て、
「あらっ。まだ誰も来ない?」
「来ませんね。」
口数少なく答える私達に、
「身分証明書と先ほどの召喚状を貸してください。私が確認してきますから。」
と言うのでパスポートと召喚状を預けると、5分ほどしてお姉さんは手に免許証を持って帰ってきてくれたのでした。

「はい、免許証発行されましたよ。彼女、すっかり忘れていたみたい。」

あ、そう。・・・もう何も言う気にもならず、免許証は無事に取得できたので、お礼を言って県庁を後にしました。

そうして手に入れたフランスの免許証は有効期間15年。長いのが救いです。15年後にまたすったもんだがあるのでしょうねー。
フランスに住んでいる方はきっと誰もが経験しているだろう、評判に違わない手続き関係の仕事のお粗末さ。フランス人自身も認めていて、よく不満を耳にします。そして何の手続きでも、複数の担当者に聞けとフランス語学校の先生に教わりました(笑)。フランス人曰く、最初の階段をひとたび乗り越えれば、保険にしろなんにしろ、制度自体は良く出来ていて上手く回るとのことですが、何故なんでしょうね。人員不足による余裕の無さでミスや知識不足が起きるのか?組織内の教育のせい?それとも国民性?はたまた世界の国は大方こんな感じで、日本が素晴らしすぎるのか?

年明けに、今度は滞在許可証の更新という大仕事が待ち構えています。
忍耐力、精神力と、どれだけ予防線を張るかなどの想像力が試されます、フランス生活。

 

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