ドイツでは、犬の飼い主には毎年”犬税”を払う義務があるそうです。(猫はどうなんだろう?)
飼う時からしてペットショップではなく、保護施設かきちんとしたブリーダーのところにもらいに行く場合がほとんどで、そこで飼い主としての適正を見られる面接があり、誰でも簡単に飼えるわけではない。従って無責任に捨てるようなことも圧倒的に少なく、殺処分も無いとか。

我が家のプリュヌ
遊び疲れて寝るうちの娘(Prune)

また、室内で飼うのは基本で、ドイツに住んでいた友人の話では、いつも留守番が長かったりすると、虐待だとして近所の人が通報したりすることもあるそうです。
それでも、心無い人に捨てられたり虐待されたりする犬もいるでしょうが、日本より少ないのは間違いないでしょう。
“犬税”、日本でも是非導入してほしい。これだけでも、無責任に飼う人を最初の段階でどれだけふるいにかけられることか・・・。

犬の健康手帳
犬の健康手帳

フランスにも犬税はありません(導入すればいいのに)。町中でも旅行先でもとてもよく犬を見かけ、公共の場で犬と一緒に過ごすことも当たり前のように受け入れられていて、よく躾もされている印象。電車やバスなどの乗り物には、条件はあるものの一緒に乗れるし、レストランやお店も入れることが多いです。アパートの賃貸契約でも、ペットの飼育を禁止されることは無いのだとか。
ちなみにヨークシャテリアが人気の様で、毎日どこかで必ずと言ってもいいくらい見かけます。

ワクチンの説明
ワクチンの説明

いいなーと思って気に入っているのは、動物病院でもらえる犬の健康手帳。これには接種したワクチンのシールを貼って、履歴を記入してもらえるようになっています。また、病歴や、毎月のノミ・ダニ除けの薬の投与日、体重の記録なども付けられるようになっています。

まぁ、日頃からきちんと管理している人はいいのでしょうが、私はワクチンの時期に、「あれ、そろそろだっけ」と思っては前年の証明書をひっくり返して日付を見たり、動物病院から届くハガキを頼りにしたりしていたので、証明書も兼ねて一冊にまとまっているととても便利。

健康手帳歯磨きのすすめ
シャンプーや歯磨きをちゃんとしましょう

そのほか、犬の体と健康について、例えば人間に換算した年齢や、体温、脈拍、シャンプーやブラッシング、耳掃除や歯磨きの大切さなども書かれています。
旅行に連れて行く時の注意としてという項目もあって、「マイクロチップを装着する」「絶対に車の中に放置しない(例え日影で窓を開けていても)」などのほかに、「外国に行く時はパスポートを携帯する・・」とあります。犬のパスポート。ヨーロッパで国境を超える旅行は、犬にもパスポートの携帯が義務付けられているのです。我が家の犬はまだ持っていないので、今後のために作らなければ〜。

旅行に連れて行くときの注意
旅行に連れて行くときの注意

しかし一方で、ペットショップでの生体販売も見かけるし、捨て犬の保護施設もたくさんあります。腹立たしいのは、長期旅行の増えるバカンスシーズンになると捨て犬が増えるということ。ペットを捨てないようにと訴えるビデオやニュースの特集も見たことがあります。SNSなどでも虐待されたり捨てられたりして保護された犬の様子が掲載されており、動物虐待をした場合の懲役が窃盗よりも軽いのはおかしいと言って、愛護団体が罪を重くする署名を訴えていたりもします。
ペットの先進国と言われるドイツと比較してどれくらい違うのかはわからないけれど、まだまだ改善していかなければならないことはたくさんありそうなフランス。

動物愛護つながりで、ちょっと話は飛びますが、私の住んでいるオクシタニー地方では、スペインと同じように闘牛があります(地理的にも近い)。マタドールが牛を殺すまで闘って最後にみんなで食べるというものから、殺さずに牛の角を掴みにいくというものまで、歴史的な闘牛場で夏のお祭りの時などに各地で行われています。これは賛否両論ですが、廃止すべきだという声もたくさん上がっています。

ベジエの夏祭り
闘牛士が描かれたベジエの夏祭りのポスター

どこの国にもそれぞれ文化があって誇りに思うものだし、マタドールの衣装や音楽などは美しく、情熱的だとも思うけれど、私はやっぱり動物が苦しみながら殺されていったり、見世物にされているのを楽しんで見ることはできない。
食用の家畜だって、殺されるのを目にしていないだけで、やっぱり誰かが殺すから自分が食べられるのだけれど、生きている間は大切に飼育し、殺す時はできるだけ苦しみの少ない方法を取ってほしいと思うし、食べる際には”命をいただく”という気持ちを忘れずに、残さず食べたい。
闘牛場で盛り上がっている人達を見ると、そもそも狩猟民族で闘争好きなフランス人と、日本人の私とはやっぱり違うなぁと、ひしひしと感じます。

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“便利な犬の健康手帳” への2件のコメント

  1. 初めまして。トルコ在住のFumiyoともうします。
    昔2年ほど住んでいた南仏(マルセイユ)が恋しくてブログ村から
    たどり着きました。犬の健康手帳、いいですよね。トルコで発行し
    てもらったものですが、生まれてからのワクチンや薬、手術の記録
    がずっと残っているものなので、マルセイユの獣医さんはトルコに
    も同じシステムがあることを非常に驚いていました(笑)。皮肉好
    きのフランス人「手帳はいいけど字が汚い。」という言葉も忘れず
    に呟いていましたが^^
    またブログにお邪魔させていただきたいのでリンクさせて頂けると
    嬉しいです。

    1. Fumiyoさん。メッセージありがとうございます!とても嬉しいです。
      トルコにも同じシステムがあるんですね。日本にもあるといいですが、というかその前に、人間にもあったらいいですね・・・
      しかしフランス人も結構字が汚いと思うんですが(笑)。
      トルコはまだ行ったことがないのでいつか行ってみたいです。私もブログ拝見させていただきます!今後ともよろしくお願いいたします^^

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